第九話 探偵と超自然現象

第九話 探偵と超自然現象

2021年1月5日
現役探偵が語る凸と凹

みなさん、こんにちは。

特命探偵事務所のCode name.505です。

現役探偵が語る凸と凹第九話は、日々起こりうる?(滅多に起こらない、いや、ほとんど無いに等しい)超自然現象についてお話します。

超自然現象…いわゆるオカルト(英字:occult)とは、自然現象を超える現象のことであって、稀に起こることがあるかもしれないが、日常的に起きない現象と言っても過言ではありません。

ケース思考盗聴シコウトウチョウ

探偵vs思考盗聴

ご依頼の中で、「家の中で話していることを、会社や学校の人が知っている」「電話で話した相手以外で話した内容を知っている人がいる」「会社の機密情報や入札価格が同業者に漏れている」と言った多くのご相談は、自宅や会社に盗聴器が仕掛けられている可能性は否定出来ず、盗聴器から発する電波信号を測定する調査(いわゆる盗聴器発見調査)を行い、明らかにすることが出来ます。

しかし、「頭の中に誰かが侵入してきて、私が考えている事(思考など)や、話している内容を聞いている」「私に電磁波を照射して攻撃し盗聴している」また、それらをネットで拡散するなどの嫌がらせを受けているといったものを、思考盗聴被害と言います。

それでは、思考盗聴はどのような解決方法があるのでしょうか?

電磁波などは、電磁波を計測する機器があり(自治体によっては、無料貸し出ししてくれるところもあります。)、それらの機器によって科学的な根拠を示すことは可能ですが、頭の中に侵入してくるといったものは科学的に証明できる自然現象ではありませんので、ご自身の精神的な(医学的な)解決方法しかございません。

最近、「思考盗聴を解決します!」という霊能者や占い師のホームページも目にしますが、思考盗聴は科学的にも霊的にも証明できるものではないので、霊能者に話を聞いてもらえて、心が少し軽くなるだけにとどまり、根本的な解決にはなりません。

思考盗聴は、お近くの心療内科または精神科の医師にご相談ください。

ケース2:侵入盗被害

探偵vs侵入盗

次に多いご相談で、「深夜、自宅や自室に誰かが侵入している」「あったはずのお金が入った封筒が無くなっている」というものです。

はい、この段階では、110番か最寄りの警察署に通報して、現認(侵入盗現場を確認)してもらうことが社会通念です。

弊社にご相談いただいている方の多くは、既に110番や警察署に通報していて、中には何度も過剰に警察官を呼んでいる方もいらっしゃいます。

また、ご自身で侵入犯を防ぐために、防犯カメラの設置やホームセキュリティ、ドア鍵をいくつも付けて対策されていますが、「ドアに鍵を20個以上付けても侵入してくる」「侵入して風呂入って帰る」「侵入して冷蔵庫の食べ物を食べて洗い物して帰る」「トイレで大便して流さず帰る」というご相談は、現実から若干かけ離れています。

弊社では、このようなご相談をお受けすると、一応、侵入された現場環境を確認させていただきますが、ご自宅のホームセキュリティが万全で、防犯カメラの設置、ドア鍵が複数ある場合で、物理的に侵入が不可能と判断されれな、心的なストレスや心霊現象を疑うほかありません。

侵入窃盗被害を受けたら、まずはお近くの精神科医にご相談ください。

ケース3:集団ストーカー

探偵vs集団ストーカー

集団ストーカーとは、読んで字の如く「集団で付きまとうこと、または集団で付きまとわられる被害のこと」を言います。

集団ストーカーの犯人像は、不特定多数の人間がネットの掲示板などで拡散した情報をもとに対象となる人物を各々がつきまとう犯行(愉快犯)であったり、つきまとう犯行を企て指示する役や、追跡を実行するなどの役割が決まっている組織(組織犯)による犯行によって、集団ストーカーの被害と言います。

恋愛感情の有無が焦点になる一般的なストーカー行為とは犯行性質が異なるもので、関係法はストーカー規制法ではなく、都道府県の迷惑防止条例の範囲となります。

それでは、集団ストーカーの被害に遭うのは、どんな方なのか⁉︎

▶︎愉快犯

被害の多くは、芸能人(特に男女アイドル)やユーチューバーなどのインターネット配信者(最近はインターネット生放送のニコ生やツイキャスライブ、17イチナナ、ふわっちの配信者も含みます)などの有名人が挙げられます。

当然、インターネットでイベント情報や撮影場所(ロケ現場)などの出没する日時が公開されていたり、告知されている場合や、インターネット配信の場合は撮影している背景で場所や住居を特定できるので、特定した者が掲示板等で住所を書き込み拡散。掲示板を見たファンがその住所に行ったり、突撃訪問(リア凸)することも、愉快犯の起源(起因)になります。

▶︎組織犯

一般会社員や主婦や学生が、上記の有名人に比べて集団ストーカーに遭う確率は非常に低いと考えられますが、会社での人間関係、ご近所の人間関係、学校での人間関係を鑑みれば、全くゼロではありません。

この場合、会社や近所、学校において、あなたの行動を監視する目的で、つきまとうことを企て、知人や友人(共有できる人達)を募り、行動を監視するよう指示。実行犯が付きまとって得た情報を周囲に拡散、流布するのです。

また、警察(特に公安)が自宅周辺で毎日張込みし、集団でストーカーしているといった日本在住の外国人からご相談を受けたことがありますが、それらは集団ストーカーではなく、単にご相談された方が何らかの法に抵触しているからと考えられます。そのような同じ悩みをお抱えでしたら、県警察本部の県民相談サービス課等にご相談されるか、お心当たりがありましたら最寄りの警察署に自首してください。

ケース4:真夏の夜のアレ

探偵vs怪奇現象

調査現場に出ますと、深夜から早朝にかけて張り込むことが多く数えられます。

私は霊感がゼロに等しいので、深夜に墓地で張り込むことでさえ、平気です。

あれは、8月の茹だるような熱帯夜でした。

病院関係者の院内不倫を調査するため、病院駐車場で3箇所に分かれ張込みしていた時です。 深夜1時を過ぎた頃、調査車両Aから幼稚園児くらいの男の子が病院関係者通用口の扉から車道に出て走り回っているとの無線が入った。 調査車両B、調査車両Cの位置からもその男の子の姿を目視確認。 目を離した瞬間ではないが、張込みしている角度によってなのか、その男の子の姿が時折見え隠れする。 夜中に子供1人… 親は? 男の子は、通用口付近から何かを追うように、楽しげにぐるぐる走り回って、午前1時40分、姿が見えなくなった。

私も含め調査員は皆、親に注意されたか親が迎えに来て、病院の中に入ったのだろうと解釈していた。

翌朝、依頼人に未明に起きた出来事を話すと、依頼人は一瞬で無言になり、徐々に顔が蒼白していった。

依頼人がゆっくり話し始めると…

張込みしていた駐車場から見える新しい病棟は、建替えられたばかりの新病棟で、主に高齢者の病床となっているが、建て替える以前は木造2階建の小児科病棟だったとのこと😱

近年の少子高齢化傾向で、病棟を建て替える際、小児科から高齢者の入院病棟に機能も変えたらしい。

古い病棟小児科に入院していた子供の中には、治療の甲斐なく短い生涯を終えた子もいるらしく、夏休みになると出てくるのか、目撃者も他にもいるらしい。

私を含む調査員6名全員が同時に目撃した男の子は…

真夏の夜の有りがちな話である。

ケース5:シックスセンス?

人間には身体に備わった、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の感覚(五感)があることは言うまでもなく、人には鋭く物事の本質をつかむ感、いわゆる第六感という能力もあると言われております。

弊社に調査をご依頼される前に、「配偶者の行動があやしい」と感じる感覚、「従業員の顔色がおかしく、生産性も成績も落ちてる」と言った経営者の感も第六感に含まれるでしょう。

調査をご依頼されてから、この第六感が更に研ぎ澄まされる方も多く…

例として不倫調査のお話しになりますが、調査を実施し、「今日はお互い仕事で、終業後は帰宅しました」と報告すると、依頼人の第六感がパワーアップ⁉︎

依頼人「そんなはずない!お互いテレパシーで会ってたはずです!」 探偵「えっ💦🤭」

依頼人「直接的な接触はなくても、車ですれ違って同じ景色を見てテレパシーで話してたはず」 探偵「えっ💦えっ💦🤭」

不倫調査においては、主に親密な関係(肉体関係にあるかどうか)であって、公園の駐車場に停めて車の中で長時間話しているのはグレーですが、裁判や調停になれば法律上の不貞行為にはなりにくい状況です。

しかも、お互いを想い合い「テレパシーで会った」となると、それを私ども探偵がどう立証して、第三者に認めてもらう(可視化する)かという点です。

同じ空の下にいた… はい、地球上におりますので世界中の人々が同じ空の下におります。 また、同じ空気を吸っていたと主張されましても、それが不貞行為になるかと問われると、不貞行為ではございません。

すれ違い際に同じ景色を見ていた… お言葉ですが、すれ違い際であれば、お互い逆の方向を向いてますので、目に映る景色は異なるかと思います。 すれ違った瞬間にアイコンタクトしたり、手を振ったりすることを「日常における挨拶」に位置します。

その他、調査には憶測や推測が飛び交うものですが、憶測や推測が強すぎると、時に本質を見失い大切なシーンを見落とす原因となります。

第六感に関しましては、優れた能力(才能)ですので否定はいたしませんが、現実的な状況を見ずにテレパシーや空気接触したと主張されれば、非現実的で超自然現象といった部類に分類されるのが一般的と言えます。

現役探偵の凸(デコ)と凹(ボコ)ブログ第九話「探偵と超自然現象」についてお話しさせていただきました。 今現在、調査を依頼するか否かを迷われてる方もたくさんいらっしゃるかと思います。 お気持ちよく分かります。 弊社では、調査をするしないに関わらず、あらゆる問題で悩まれてる方のお話しを無料でお聞きしております。

日常生活において、辛いなぁと思ったり感じたら、まずはお気軽にお電話ください。

特命探偵事務所 0120-963-633

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