皆様、遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
特命探偵事務所のCode name.505です。
2021年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、現役探偵が語る凸と凹第十話は、探偵事務所で働くにはどうすれば良いのか、探偵になるにはどうすれば良いのかなど、探偵という職業に興味を持たれている方もいらっしゃいますので、今回は「探偵という職業選択」について、詳しくお話ししたいと思います。
特命探偵事務所の求人についてもお話しさせていただきますので、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
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▶︎探偵は困りごと産業
そもそも探偵事務所が請け負うご依頼の多くは、日常生活において、他人からの過失によって被害に遭ったもの、自身の行為行動によって起こってしまったことで、誰かに相談しなければならない事情や状況、または各所に相談して解決しなかった困りごとです。
探偵は弁護士ではありませんので、弁護士法第72条にある「報酬を得る目的で法律事務を取扱うこと」は非弁行為となり、この法律に抵触すれば逮捕される事態になります。
しかし、日本は法治国家ですから、ご相談内容によっては、必ず何らかの法律に触れますので、探偵もある程度の法知識は必要です。調査実務においても、関係法令を当てはめて調査を進め、得た証拠の数々が適法であるかを見極め、それらの根拠を作り直すことが出来ない報告書に記すものですから、探偵を志すには法律を勉強しなければなりません。
▶︎探偵の相談料金は?
ご相談者様の中には、「今日の相談料金はおいくらですか?」とおっしゃっていただくことがありますが、先に述べたように、なんらかの法律が絡む相談ごとにおいて、弁護士資格を有さない探偵が相談料をいただいてしまうと、弁護士法に該当することがありますので、弊社では相談料などの報酬を得る目的(営業)で、ご相談対応することはお断りしてます。
例外はあります。
例えば、どうしても相談したい探偵が県外で、「自分から相談に伺えば交通費もかかるから、他県の探偵に来てもらう時に交通費を支払う。」というのは、勘定科目上においても旅費交通費ですから、全く問題ありません。 また、相談する時間=探偵の時間を拘束するといった考えをされ、その探偵の時間給を負担したいとおっしゃる方もいらっしゃいますが、相談から調査になれば探偵の事業収益(売上)になる訳ですから、相談時間は探偵にとって商談時間であり、営業活動の一環ですから、お気遣いいただいて恐縮ですが、時間給は不要です。 ちなみに、調査の契約に至らず、相談だけでも時間給は必要ありませんが、探偵の時間を無駄にしてしまったと負い目に感じ、お金を置いていかれる方もいらっしゃいますが、それらは事務所内でのコーヒー代や水光熱費のご負担金というで、会計上は光熱費または雑収入で処理し、相談料ではありません。
探偵事務所では相談料を取らないのが一般的です。
▶︎困りごと産業の需要
人は、当たり前の日常が、交通事故のように困難の壁にぶつかり、突然、日常が一変するものです。
また、自分自身は気をつけていても、世界的な困難や日本国内の困難といった、未だ経験したことがない未曾有の出来事が自身に降り掛かり、会社の倒産や失業、家計の圧迫によってそれらに付随する家庭内の有事に悩まれることもあります。
世の中が困窮や混乱をきたすと、中には「この世の果て」「終わった」と考える人も少なくなく、「一度きりの人生、やりたい事を自由にやる」「やり残したことをやる」という考えが芽生え、不倫や風俗利用などの性習慣の乱れ(生理的欲求の解消)、衝動買いやギャンブルによる浪費、家出や失踪、アルコールや違法薬物への依存などから、家庭内や職場で何らかの問題が起こるのです。
人は誰しも誰にも言えない悩みや困難、苦難を抱えて生活しているのです。
人の弱みを生業(なりわい)にするなんて!と否定的な見方をされる方もいらっしゃいますが、悩み事が解決出来ずに苦しまれている方の不安を解消する仕事でもあり、裁判所の証拠証明上、第三者の証明として必要となるものですから、昨今、困り事産業は不景気に左右されない業種と言われてます。
▶︎警察官OBが探偵に?
数は多くありませんが、弊社にも現職の警察官から求人問い合わせをお寄せいただくことがあります。 退職理由はさまざまですが、転勤や人間関係から転職を考えるようです。
ご存知のように、警察官は国家公務員や地方公務員です。 厳密に言えば、警部補(地方の警察署では係長)までが地方公務員(都道府県公務員)で、警部以上が国家公務員。 職務によって勤務時間は異なりますが、基本は午前8時から午後5時までの勤務で週休2日、賞与が勤勉手当も入れると年3回…
このような高待遇を捨てて、身銭を切って広告宣伝しても依頼人が来るか来ないか分からない民間企業の探偵事務所に就職して、労働時間も不規則でちゃんとした定休日が無い労働環境的に耐えうるのでしょうか? 警察官を辞めて探偵業を開業(独立)しても、直ぐに依頼が入ってくる訳でも無いでしょう。 開業資金がいくらあっても、調査機材を購入したり、事務所を賃貸契約したり、もちろん事務用品も揃えなければなりませんから、開業時は出費も多く最初から従業員を雇うことも難しく、支出に頭を悩ませるかと思います。
公務員のように傷病休暇や育児休暇などの有給休暇(休暇中も給与が保障)されていませんから、自己都合で休めば売上げにもならず、資本比率が目減りするのです。
弊社では警察官OBの方でも、快く求人の応募は受付ますが、過去の採用実績を見ましても、売上上げるのは会社任せに対し、高待遇(給与や賞与、有給休暇)を求められることが多いので、採用を見送らせていただきました方がほとんどです。
▶︎勤務時間や休暇は?
探偵事務所は、製造工場のような規則正しい勤務時間や休憩時間、休暇カレンダーはありませんこと、前置きしておきます。
え?それって労働基準法に違反しているのでは?
たしかに、探偵事務所スタッフは、規則正しい労働時間、10時・12時・15時のように決まった休憩時間、完全週休2日といった雇用契約を結ぶのは難しいです。
でも反対に、休みたい時は365日休んでいただいて結構ですし、予定があって決まった時間に帰りたければ、その日は出勤しなくても良いかと思います。
その解釈として、あなたがお問合せいただいた依頼人の相談を受け、担当することになったことを想像してください。 あなたは真剣に依頼人の話を聞き、「この人の悩みを解決してあげたい」「絶対に証拠を掴んでやる!」という強い気持ちが依頼人の心に届き、依頼人はあなたを信じて頼って、契約書を交わしてお金を支払います。 そんなあなたの気持ちとは裏腹に、調査現場スタッフから、「今日、休んでもいいですか?」「調査の途中ですが、友達と飲み会があるので帰っていいですか?」「すみません、週末は家族と出かけるので調査対応できません」と言われたら、「無理してでも自分一人でもやってやる!」と思いませんか?
自己都合で当てにならない調査員を待つより、今、目の前で起きてる現実や、これから動くであろう調査現場に、全力で対応してくれる者こそが必要で、この当たり前の事がお客様や働く仲間同士の「信頼」に繋がるのではないでしょうか?
▶︎探偵術の教え
それでは、探偵になるにはどうするのか?
探偵の仕事内容は、張込み・尾行・聞き取り・情報収集・撮影技術・報告書作成・広報活動と多岐に渡ります。
張込みにしても、「ただそこにいるだけ」ではありません。当然ですが、どれだけ周囲に溶け込んで、調査対象者や周囲の方々に、張込みしていることを悟られないかが重要なのです。 張込みをする場所・位置(角度)を考え、次の一手も二手先も予測して、撮影しやすいように心がけています。 ただ、調査現場は、教本どおりにはいかないケースも多々あります。 それらは調査現場を経験している者が、経験則を交えて新人に教育していかなければなりません。
弊社では、現役の探偵が教官を務め、あらゆる経験則を用いて基礎研修を進めてまいります。
会社の立場からすると、現役の探偵1人が研修に拘束される時間は他の調査対応が出来ませんし、細かく言えば調査対応出来ない者に人件費を払わなくてはいけません。 また、新人に給与を払って教えるものでもなく、万一、タダ(無料)で教えて途中で辞められたり、調査技術を覚えて勝手に独立されては、会社の不利益にしかならないと考え、一線で活躍するパートナーになり得る方には、自社の有料講習に参加して頂きます。
例外はあります。 例えば、行政書士の資格やビジネス法務検定の資格を持たれている方は、法的な知識を持ち、報告書などの文書を作成する能力があります。 弊社としましては、そのような資格を有している方のお力をお借りして、法人顧客に新たなサービスを提供し、売上にも貢献していただけると期待が持てるからです。
行政書士の資格やビジネス法務検定資格をお持ちの方は、弊社探偵教育課程の学費を一部免除させていただきますので、是非多くのご応募をお待ちしております。
▶︎求人情報
・調査員A(キャリア)
【応募資格と雇用条件】
●年齢 不問(20歳以上の方に限る)
●学歴 不問(義務教育を卒業してる方)
●資格
運転免許・行政書士資格またはビジネス法務検定取得者
●給与 150,000円〜
初任科基礎講習(有料全72時間)実施します
●待遇 雇用保険、労働保険、社会保険加入
・調査員B(ノンキャリア)
【応募資格と雇用条件】
●年齢 不問(20歳以上の方に限る)
●学歴 不問(義務教育を卒業してる方)
●資格 運転免許
●給与 時給1,000円〜3,000円+諸手当
初任科基礎講習(有料全144時間)実施します
●待遇 雇用保険、労働保険、社会保険加入
・アソシエイトA
職 種 機動調査員
勤務形態 非常勤アルバイト
主な仕事 主に通信指令本部からの要請を受け現場に急行し、調査員が到着するまでに現場確認と調査準備、調査サポートを行う仕事です。
応募条件 20歳~40歳の健康的な男女
過去に逮捕歴が無い方
刺青やタトゥーを入れてない方
正義感が強く誠実な方
給 与 時給1,000円〜
諸 手 当 交通費、特殊任務手当、県内外遠征手当、年末年始当番手当、その他
配 属 所定の社内教育研修(無料)後に配属となります。[アルバイト]
・アソシエイトB
職 種 諜報管理員
勤務形態 嘱託社員(在宅ワーク)
主な仕事 弊社の事務処理や調査資料の整理などご自宅で出来るお仕事です。
社外秘の機密情報もございますので、オフライン作業となります。
ご依頼した事務処理は、週1~2回のペースで出社し提出いただきます。
応募条件 20歳以上の健康的な男女
過去に逮捕歴が無い方
基本的にWordやExcelが出来る方
イラストレーターやフォトショップ使える方は尚可
下半身が不自由でパソコンが使える方は積極採用いたします。
給 与 お願いするお仕事のボリュームを考慮し面談により決定します。
諸 手 当 出社時の交通費全額支給
教育研修 規定の教育研修はありませんが、仕事の内容につきましては親切にご説明いたします。
・応募方法
まずは、特命探偵事務所(024-939-5239)までお電話でご連絡ください。求人の受付を済まされましたら、履歴書をご郵送いただきまして、後日、担当者より面接日時をお知らせいたします。