第十一話 プロシージャ

第十一話 プロシージャ

2021年1月18日
現役探偵が語る凸と凹

みなさん、こんにちは。 

特命探偵事務所のCode name.505です。 

現役探偵が語る凸と凹第十一話は、procedure(順序)…何事にも物事には順序があるという当たり前のことについてお話します。

この仕事をしてますと、被疑者というか加害者に、事実確認も踏まえて、罪の認識が有るのか無いのか、なぜその様な行為に至ったのかなど、直接お話しをお聞きする機会があります。

▶︎飛ぶ鳥跡を濁さず

人生の転機となる転職は円満に!

特に多いのが、会社を辞めて同業他社に転職。…職業選択の自由ですから転職が悪い訳ではありません。 ただ、問題になるのが、どの会社の就業規則にも「競業避止義務」や「機密情報の漏洩禁止」という規則がありながらも、従前会社の顧客リストを用いて転職先の商品を販売したり、従前会社の名誉や社会的印象を損ねる情報を流布するような行為で、従前会社に損害を与えるといった「名誉毀損」や「競業避止義務違反」ならびに「不正競争防止法違反」のケースです。

この場合、会社を退職する際にまずは退職理由を明確にする(会社への不平不満があれば時間をかけて話し合う)ことや、退職後の転職先が決まっていれば、そのことも踏まえて会社と十分に話すことが、退職後のトラブル回避にも繋がりますし、社会通念上の「順序」と言えますね。

▶︎根拠ある主張を

次に多く挙げられるのは、「不倫」です。 昨今の判例やネットにあげられている情報でも、「離婚話になっていて、婚姻関係は破綻していた!」と、まるで教科書に書いてあるかのように、自信満々に主張する方がいらっしゃいます。 確かに、判例を見ると、「婚姻関係が破綻している状態である場合の一方の男女交際は、不貞行為に当たらない」とあります。 でもしかし、婚姻関係が破綻している状況を証明する根拠はあるのでしょうか? 夫婦で離婚の話し合いをしていた録音や、実際に離婚届けを書いて準備していたのでしょうか?

離婚話を記録する⁉︎

必ず記録を残しましょう!

お互いに言った言わないを防ぐための記録として、会話を録音する事は必要のことですが、一番大切なのは会話の内容(中身)です。 第一に、なぜ離婚するのか?(離婚したいのか?) その離婚理由は正当なものなのか否か?修復することは不可能なのか?に尽きます。 「嫌いになったから!」「好きじゃないから」「生理的に無理」「殺したいくらい憎い」… はい、確かにそれも離婚理由の一つではあるかもしれませんね。 嫌いになった原因(起因)を伝えて、改善する策や修復に向けた話し合いは出来ないものなのか、お互いが理解できる根拠は必要です。  この世の中、「嫌いになったから」といった幼稚園児のお友達好き嫌いのような理由で、離婚が成立するほど甘くはありません。

交際相手がいるから邪魔な存在

一方的な離婚の申し出の背景に、多く数えられる真実として、不倫相手との交際があります。 不倫している期間が長くなればなるほど、一般的な男女交際と同じで、「結婚」を考えるようになるものです。 今まで周囲の目をきにしながら秘匿してきた不倫関係は、結婚することで公にも正々堂々と日の当たる関係に移行したくなるのでしょう。 そうなると、邪魔になってくるのが今現在の家庭生活です。 不倫がバレて離婚となれば、慰謝料や財産分与、離婚が成立するまで別居した際の婚姻費用などのお金を負担するなど、自分の立場が悪くなることを自覚して、不倫を知られないまま離婚したがるものです。 突然、離婚話をされた場合、「配偶者が不倫しているのではないか?」と疑い、離婚を回避または離婚に向けた備え(対策)として、論より証拠(根拠)が必要となります。 言わば、物事には順序があるのに、その順序すら守れない相手に、不意をつかれる離婚の申し出をされ、冷静な判断が出来なくなった場合は、親兄弟、友人、職場の上司や同僚など、身近な人に相談して、弁護士や探偵に相談してください。

現役探偵の凸(デコ)と凹(ボコ)ブログ第十一話「プロシージャ」についてお話しさせていただきました。 今現在、調査を依頼するか否かを迷われてる方もたくさんいらっしゃるかと思います。 お気持ちよく分かります。 弊社では、調査をするしないに関わらず、あらゆる問題で悩まれてる方のお話しを無料でお聞きしております。

日常生活において、辛いなぁと思ったり感じたら、まずはお気軽にお電話ください。

特命探偵事務所 0120-963-633

#競業避止義務、#不正競争防止法、#不倫による離婚、#プロシージャ

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